安井謙太郎というアイドルの話
ジャニーズを政権に例えたとして、社長であるジャニーさんを首相とした場合、ここ数年の安井謙太郎はさしずめ「官房長官(かんぼう-ちょうかん)」だ。ああ''ん?!なんやと?!?!もっとわかりやすく言いやがれ!!!と、私も思っているので安心してほしい。
簡単に言うと「とにかく記者会見を任されるひと」
常に矢面に立たされており、何かあってもなくてもマイクを握り、ジャニーズというトンデモ内閣の基盤であるジャニーズJr.という大所帯を、あの小さな体で(褒めてる)見事に統括していた。別に誰に頼まれた訳でも、立候補した訳でもないだろう。けど、選ばれし者にしか務まらない。なんてったってジャニーズには宇宙人が多いのだ。(前記事参照)しかし、安井謙太郎という男はものの見事に己の任務を勤め上げてしまうのだから今すぐ入閣したほうがいい。
安井謙太郎って、一体何者なんだよ!
冒頭からふざけてるけど、真面目な話、わたしは時々安井担なのでは無いかと思うくらいやっすーの事が好きだ。やっすーを語ろうとすると、ハンカチなどではとても足りずバスタオルを顔に巻きつけて泣きそうになる。恥ずかしながらこのブログだって、書いては消してを繰り返している。それくらい、めちゃくちゃ重い愛情を持っている。そしてこのブログはめちゃくちゃ長い。死ぬほどヒマな時に読んで頂ければ幸いです
やっすーと言えば、自他共に認めるコミニュケーションおばけこと安井謙太郎。みなさんの自担も確実に彼と絡んでいるはずだ。Jr.のまとめ役でありMC的存在で、年齢的にも兄貴的存在で(まあ姉貴的存在の方が正しい)、やっすーがいれば大丈夫、安心と信頼の安井謙太郎、選挙に出たら即当選、みたいな絶大な地位を築いてきた。やっすーの実力を知るには、2017年伝説のたまアリ事件が手っ取り早い。
『MCの申し子』
伝説は伝説でも、デジチケトラブル大事件のアレである。確か開演が1時間半くらい遅れた。デジチケ導入に際して機器の故障で発券出来ない事態から始まり、席がナイだの、座席変更だの、とにかくオタクもスタッフも大混乱。この混乱を鎮め、何とか間を繋ぐ人員として急遽白羽の矢が立ったのがやっすーだった。と言うか、やっすーしかいない。開演まで、声だけでラジオのように繋ぐという異例の方式。
出演予定Gに次々来てもらい、メンバーそれぞれのたわいも無い話から宣伝までとにかく喋るしゃべる。勿論、合間合間での状況説明や、待ってくれてるファンへの謝罪まで抜かりなく気を配る。ちっちゃいJr.から大っきいJr.までバシバシさばいて、もうその場適応能力検定あれば間違いなく特A級だった。この時やっすー25歳。総勢何人のJr.を仕切っていたんだろうか…?
突然のことだから仕方ないけど、出てくるJr.が軒並み「この時間でお化粧直しして待っててね〜」みたいなこと言ってたんだが、それに対するやっすーの返しが「女の子にそんなにお化粧直ししてね〜って言うの失礼だろー!」とか「どんだけ化粧直しさせんだよ!崩れるほど何もしてないよねぇ?(笑)」とかフォローするもんだから安井謙太郎というオトコはやばいのだ。
安井謙太郎 isド紳士。
そして月並みな言葉で申し訳ないが、やっすーはやっぱり頭が良い。中高一貫男子校出身で、有名大学合格率の高いガチの子である。勉強云々もそうだろうけど、そう言う事じゃ無い。いつも客観的で周りを見て、今どうすべきか、この子には何て一声かければ上手く言葉を引き出してあげられるか、みたいな事を一瞬一瞬判断してMC出来る人だと思う。ラブでの話のフリ方見ててもめちゃくちゃうまい。それぞれを光らせるエピソードをちゃんと把握して、自分はその導線だけ作ってあとはメンバー自身に話をさせる。まとめたり取り仕切る事が多くても、威圧的では決して無いその絶妙なバランス力がやっすーだと思う。
『可愛いでできている』
ここまで安井謙太郎超人エピソードばかり話してきてしまったが、必殺仕事人以外のやっすーの顔も知ってほしい。むしろこっちを知ってほしい。わたしの好きなやっすーとは、シンプルストレートに"アイドルらしくてかわいい男の子"なのである。
見ての通り、やっすー=童顔。とてもアラサーには見えない。こんな最年長がいるのか!女の子のようなお顔であるが故に、誰の隣にいても醸し出される彼女感。みゅーととの身長差は○○センチもあるので(名誉の為の伏せ字)ハグとかするとカレカノにしか見えない。そしてみゅーとはやっすーに対して、口癖のように"おんなのこみたい☆"って言うのやめなさい。…そうそう、加えて彼は女子力まで高く、カバンにポーチは3つ程入っており、綺麗好きで、食事のコントロールもちゃんとする。あと腕が短いので(!)すぐ萌え袖になるし、自他共に認める香水好きでやっすーからはいつもいい匂いがするらしい。イケメン長身Jr.には常に上目遣い、先輩からも安井安井、と可愛がられ、女装させればこういう女子いるよな、って思う典型的なあざと可愛さを発揮し、「クリスマス?土地がほしい♡」などと言う。すぐあげよう。
ついでに喋り方もとてもかわいい。
例:「(ながつからの着信に対して)どうしたぁ~?ながつ~〜?♡」(7歳下)(保護者みしかない)(自然と語尾にハートがつく)
例:(チビJr.に対して)「かわいいおともだちがきました〜!自己紹介お願いしまぁす!みんなはぁ〜仲良しなのぉ〜?仲良しじゃないのぉ~?笑」
(すぐ幼稚園の先生やりがち)
(男の子の女装ってさ、理想の女の子説あると思ってる)
補足として真逆の話をすると、実際の謙ちゃんはかなりオトコだと思ってる。記憶が曖昧で申し訳ないけど、ファンに対して『俺話聞かない子はキライだわー!』みたいなこと言いつつ、皆がちゃんと静かになると『出来んじゃん♡(にやり)』とかしてくる。飴と鞭。この子ところどころでSっ気出してきます。謙ちゃんはそういうの上手い。誤解の無いように言うと、謙ちゃんはレディをすごく大事にするし、めちゃくちゃ気遣いの包容力男子だし、ちゃんとよしよしするけど、ダメでしょ?って怒ったりもする。
あーコワイ。謙ちゃんコワイ。(沼へと着地)
なんか色々脱線したからもう一度言うけど、安井謙太郎は必殺仕事人だ。しかしこういうあざと可愛い振る舞いも、男気ある姿も含めて「素」みたいなとこあるからわたしは結構吐血している。
『Love-tuneが大好き』
知ってる人は知ってるだろうけど、やっすーが事務所に入ったきっかけはスカウトだ。お母さんと見に来ていた公演に知り合いのダンサーさんが出ていて、挨拶をしに行った際ジャニーさんに見つかり声を掛けられた。入所したのは15.6歳の頃。
決して早くはない入所に加え、初めは同期もいないやっすーの努力ってどれだけのものだったかな。最初に書いた通り、生まれながらの才能と努力が相まってやっすーはJr.の中心人物になった。ただ、どんなに真ん中に立ってもずっと「ジャニーズJr.の安井謙太郎」だった。入所してからずっと、ユニットに所属したことがなかった。沢山のユニットが乱立するJr.戦国時代の中、やっすーはそれでもJr.だった。どれだけ悩んだかなと思う。きっと彼自身、もうユニットに所属する事を諦めかけた頃、急に誕生したのが「Love-tune(ラブトゥーン)」というユニットだった。
2016年3月、安井謙太郎、真田佑馬、森田美勇人、萩谷慧悟の4人からLove-tune はスタートし、その後、諸星翔希、阿部顕嵐、長妻怜央を加えた7人体制へと変化した。やっすーのラブに対する思い入れは、こっちが微笑ましくて笑ってしまうほど強かった。7人が揃わない時は、決してLove-tuneとは言わなかったし、みゅうとが兼任時に忙し過ぎて心を壊しかけた時も、みゅうとを呼び出して2時間話を聞いて、ラブ全体で食事会をして話し合いの場を設けた。(みゅうとの雪解け)
ドラムの萩ちゃんから、ライブで自分以外の6人がばらけて走っていくことが多いから、なるべくライブ中は目を合わせてほしいというオーダー(なにそれかわいい)があって、今回それを実践したんですよねってエピソードを嬉しそうに話す姿。ドラムだから思うように動けない萩ちゃんにアイコンタクト取りにいく謙ちゃんしんど過ぎる可愛いかよ。でもそう言うメンバーの気持ちを一番大事にしてくれるのも謙ちゃんだよなって思う。
ラブのメンバーから見たやっすーに対する言葉を見ても、どれだけの気持ちでラブと向き合っていたかがよくわかる。
さなぴー『メンバーといるときに、みんなの顔を見ている表情や笑顔がいいんだよね。自然にあらわれる気持ちにメンバーへの愛情を感じるな』
みゅうと『やっすーはこのグループを作ってくれて、存在させてくれてる人。俺にはないものをいっぱい持ってるし、絶対的に信頼してるよ』
『安井謙太郎というアイドル』
めちゃくちゃ有名なやっすーの言葉がある。
画面で見て、キラキラして、
楽しそうでなんかラクそうで
っていうイメージでいいと思います。
俺のプライドみたいなのがあるとしたら、
見せない事!それでいいです。
楽しそうで、チャラチャラしてそうでラクそうで。それでいい!それが一番嬉しい!
そう見られてる事が!
ガムシャラ!サマーステーションパフォーマンスバトルの裏側に密着した際、やっすーに投げられた"ジャニーズとは?"の質問の答えだ。
やっすーらしくて、でもそんなに頑張らないで、とも言いたくて、だけど何を言っても全然平気な顔して頑張るんだろうなこの人は、って思わされた言葉。ああ、すごいな。安井謙太郎はどこまでいってもこうなんだろうなって思った。
『Love-tuneとは、安井謙太郎のことである』
ずっとひとりで沢山のものと戦い続けてきたやっすーが、仲間と並んで肩組んで、時には体重預けながら支えてもらいながら眺める景色を知ったのがLove-tuneだったのかなぁと思ってる。誰かを支える側に自然とまわってしまいがちなやっすーが、この6人になら見せられる安井謙太郎がいたとすればめちゃくちゃ嬉しい。
『Love-tuneとは、安井謙太郎のことである』という言葉は、私の大好きなアカウントさんが呟いていたものをそのまま拝借させて頂いた。これを見たとき、これ以上の表現は出てこないと思った。安井謙太郎は、きっとLove-tuneになるためにジャニーズに入った。Jr.になって10年以上、夢見て思い描いてきた色んな景色をラブを通して見る事が出来たかな。『夢って最高だろ!』って言ってくれた横アリ。ファンとして出来ることは全部やれたのかなぁ。いや、全然やれる事はもっと沢山あったし、後悔してる事もある。やっすー達7人がくれたものが多過ぎて、正直何も返せないままだった気もする。だけどわたしはめちゃくちゃ楽しかった。幸せすぎた。だったらそれで良いのかも知れない。まだまだ忘れられないし、全然忘れたくない。
安井謙太郎という人が、同世代や後輩だけでなく、先輩たちにすら与えてきた影響とか、掛けてくれた言葉とか、懐の深さとか優しさとか、今でも時々思い出したりする。
ジンちゃんがチャラ宮寺としてキャラを作っていた頃、"神宮寺は誤解されやすいけど、真っ直ぐで素直で良いやつなんだ"って言って、可愛がってくれたし守ってくれた事ずっと覚えてる。その人の奥のところにあるものをちゃんと見てくれる。これから先、こんなスゴイ人出てくるのかな。やっすーは間違いなく一時代を築いたJr.だったよ。
背も高くはないし、体も小柄な方だけど、それを活かした自分の魅せ方をちゃんとわかってて、やっすーにしか出せない色気があって、ジャニーズであることを心から楽しんでて、同時に武器にもしていて、"俺たちはアイドルだから"って脱線しそうになる周りをちゃんと軌道修正して、アイドルらしさを忘れず"今までにないもの"を作ろうとしてくれた。やっすーはラブの中でのジャニーズの象徴、ジャニーズらしさの塊みたいな人だった。
みゅうとが、"俺が後ろ振り返ってみんなが鍋してる姿見た時、マジでなんか家族みたいって思ったんだよね"って言ってた事がある。グループを応援していててこんなに幸せな感情ってあるの?!と思った。この人たちが好きだと思った。こんな風にしてくれたのは、安井謙太郎だと思ってる。
やっすー、Love-tune を作ってくれてありがとう。ラブを良い方に良い方に、導く事をやめないでくれてありがとう。最後まで戦ってくれてありがとう。いつも盾になってくれてありがとう、そしてごめんね。決して長かったとは言えない時間の中でも、こんなに楽しいことあるのか?尊い気持ちがあるのか?!?!って常にファンを幸せの渦の中に巻き込んでくれるLove-tuneが大好きでした。ここまでメンバーみんなの事が大好きだなんてことある!?!?って驚くことばかりで、仲間っていいよなァ〜〜ってこの歳になって改めて教えてくれたのは紛れもなく貴方です。もうね、クサイ台詞しか言えないのよ。
次がどんな形であっても、どんな未来であっても。絶対絶対絶対絶対絶対、またみんなで会いましょう。
安井謙太郎くん、わたしは貴方が大好きです。
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